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ハンガリー、経済行動計画第2弾を今秋発表=首相

 [ウィーン 11日 ロイター] ハンガリーのオルバン首相は11日、同国政府は財政健全化に向けた経済行動計画の第2弾を今秋に発表する方向で準備を進めている、と語った。

 6月11日、ハンガリーのオルバン首相は経済行動計画第2弾を今秋発表すると表明。写真は議会で演説する首相。5月撮影(2010年 ロイター/Laszlo Balogh)

 首相は国際金融協会(IIF)会合での講演前、記者団に対し、8日に表明した税制改革や公務員給与削減などを柱とする経済行動計画について「過去20年のハンガリー経済において最も奮起させられる内容」になったとし、「現在の状況を脱するうえで良好な第一歩と考える。同計画の第2弾を秋に発表し、最終的にこの状況から脱却する」と述べた。

 同首相はIIFの会合で、今年の財政赤字削減目標の達成を目指し全力を尽くす意向を示した。

 「前政権が設定し、われわれが受け継いだ財政赤字削減目標の達成にコミットしており、可能なことはすべて行う。全力を尽くし、11月に状況を見極める」と述べた。

 ハンガリーには緊縮財政措置はないとし「われわれが行っているのは経済の再建であり、それがこの行動計画だ。どのような措置をもしのぐ計画で経済を再構成し、再建する」と説明した。

 首相は8日、財政赤字の対国内総生産(GDP)比を3.8%とする目標の達成に向け、最大限努力すると述べていた。

 また、同日に発表した経済行動計画では、税制改革や公務員給与削減など一連の方針を打ち出し、現在17%と32%の2段階累進税率が採用されている個人所得税について、一律16%課税の導入を検討するとした。さらに、中小企業を対象に減税を実施するほか、外貨建ての住宅ローンを禁止する措置も盛り込まれた。

 政府と中央銀行との確執について、オルバン首相は容易に解決できるとの見方を示した。

 首相をはじめ政府高官は中銀、特にシモール総裁への批判を強め、個人的な投資や政策ミスなどを理由に挙げて総裁の辞任を繰り返し求めてきた。

 しかし首相は11日、「国立銀行(中銀)の問題は容易に解決されるだろう」と言明した。「ハンガリーでは公職は公共の利益に尽くすものであることを誰もが理解している」と述べたが、詳しくは語らなかった。

 シモール中銀総裁の任期は2013年まで。総裁は重大な政策ミスを指摘する与党幹部からの批判を一蹴(いっしゅう)し、辞任はしないと表明している。

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