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ユーロには構造的な問題がある=米投資家ソロス氏

 6月23日、米著名投資家のソロス氏が、ユーロには構造的な問題があるとの認識を示した。英国のホーシャムで昨年12月撮影(2010年 ロイター/Stefan Wermuth)

 [ベルリン 23日 ロイター] 米著名投資家ジョージ・ソロス氏は23日、ユーロには構造的な問題があり、ドイツの緊縮財政政策はユーロ圏に属する他の国の競争力回復を困難にしているとの認識を示した。

 ソロス氏は大学での講演原稿で、欧州連合(EU)のマーストリヒト条約が定めた通貨統合には政治的統合が伴っていないため、ユーロは創設当初から不完全な通貨であったとし、「明らかに構造上問題がある」との見方を示した。

 ドイツのEUに対する姿勢について「財政赤字を削減し、ユーロの購買力低下を補うための賃金引き上げを抑制することで、ドイツは他の国の競争力回復を一段と難しくしている」と批判した。

 欧州にまず現在の問題から脱却し、その後ユーロの構造的改修と強化に取り組むよう促すとともに、ドイツのリーダーシップなしに実現することはできないと指摘した。

 ユーロ圏の危機には財政問題と銀行セクターの問題という側面があるとし、後者は今、ピークに達しつつあるとの認識を示した。

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