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外貨準備に占めるドルの比率、第1四半期61.54%に低下

 6月30日、IMFによると、2010年第1・四半期の世界の外貨準備に占めるドルの比率は61.54%に小幅低下。写真は昨年11月、米ドル紙幣(2010年 ロイター/Rick Wilking)

 [ニューヨーク 30日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)が30日発表したデータによると、2010年第1・四半期の世界の外貨準備に占めるドルの比率は61.54%に小幅低下した。

 IMFの推定によると、第1・四半期末時点の世界全体の外貨準備高は8兆3000億ドルで、09年第4・四半期の約8兆2000億ドルから増加し過去最高となった。

 IMFのデータは、世界の外貨準備のうち構成が明らかになっている約3分の2(約4兆6000億ドル)をカバーしており、その2兆8400億ドルをドルが占めていることになる。09年第4・四半期のドルの比率は62.17%だった。

 構成が明らかになっている世界の外貨準備のうち、ユーロの占める比率は第4・四半期の27.30%から27.19%に低下した。ユーロは、導入された1999年の第1・四半期末時点に世界の外貨準備の約18.1%を占めていた。

 円の比率は3%から3.14%に上昇、ポンドは4.3%で変わらなかった。

 「その他の通貨」の比率は3.1%から3.7%に上昇した。アナリストによると、このカテゴリーには豪ドルやカナダドルが含まれている。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア為替ストラテジスト、ウィン・シン氏は、第1・四半期のデータについて、大きな変化はなく、おおむね予想通りとの見解を示した。その上で、第2・四半期の外貨準備構成の変化を予想するのは、より困難になると指摘。

 「第2・四半期にはスイス国立銀行(中央銀行)がかなり積極的に介入し、5月単月で550億ユーロほど購入したとみられる。さらに欧州債務危機が大きく影響するだろう。ユーロの比率は圧迫され、この状況が第2・四半期のデータにより顕著に示されるだろう」と語った。

 新興国市場の外貨準備は5兆5000億ドルで、第4・四半期の5兆4000億ドルから増加した。

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