[東京 12日 ロイター] 日銀が12日に発表した6月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2005年=100.0)は前年比で0.5%上昇した。
石油・石炭製品や非鉄金属などの上昇を背景に、2カ月連続のプラスとなった。一方で、米欧での景気減速懸念に伴い、足元の海外市況が下落したことから、前月比は0.4%低下と8カ月ぶりのマイナスに転じた。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は、前年比0.6%上昇、前月比0.2%低下だった。
日本経済が堅調な動きを示すなか、海外要因を背景に国内企業物価は前月比で下落に転じており、今後の海外市況動向が注目されている。
(ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理記者)