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米ゴールドマンの第2四半期は82%減益

 [ニューヨーク 20日 ロイター] 米ゴールドマン・サックスGS.Nが20日発表した第2・四半期決算は82%の減益となり、市場予想を大きく下回った。

 7月20日、米ゴールドマン・サックスが発表した第2・四半期決算は82%の減益となり、市場予想を大きく下回った。写真はニューヨークのゴールドマン本社前。19日撮影(2010年 ロイター/Lucas Jackson)

 民事訴訟での和解金や英国での銀行賞与課税金の計上が響いたほか、主力トレーディング業務などでの収入の落ち込みが響いた。

 1株当たり利益は、米証券取引委員会(SEC)に支払う和解金を除くベースで、1.72ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想は2.08ドルだった。

 普通株主に帰属する利益は4億5300万ドル(1株当たり0.78ドル)と、前年同期の27億ドル(同4.93ドル)から大きく減少した。

 収入は88億4000万ドル。前年同期は137億6000万ドル、市場予想は89億3806万ドルだった。

 第2・四半期に計上された一時的費用は、SECがゴールドマンのサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)商品に絡み提訴していた民事訴訟での和解金5億5000万ドルのほか、英政府が実施した銀行の高額賞与に対する課税金6億ドルが含まれる。

 ただ、これら費用を除くベースでも、株主資本利益率(ROE)は9.5%にとどまった。前4四半期は平均で25%付近となっていた。

 主力の債券・為替・商品トレーディング部門の収入は44億ドルと、前年同期の68億ドルから減少した。

 投資銀行部門の収入も9億1700万ドルと、14億ドルから減少。

 企業の合併・買収(M&A)に絡むアドバイザリー収入は4億7200万ドルと28%増加する一方、債券・株式の引受業務に関連する収入は58%減の4億4500万ドル。

 株式トレーディングの収入も62%減の12億ドルとなった。

 ゴールドマンは、顧客の活動がとりわけ5・6月に減速したことを指摘。ただ、民事訴訟に対する懸念が原因ではなく、世界の経済成長をめぐる懸念が背景と説明した。

 また、トレーディングリスクを示す指標とされるバリュー・アット・リスク(VaR)は1億3600万ドルと、前年同期の2億4500万ドルから減少し、3年ぶりの低水準となった。

 同社株価は米株市場序盤の取引で一時2.3%下落した後、値を戻し、小幅高で推移している。

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