[ロンドン 23日 ロイター] 欧州銀行監督者委員会(CEBS)によると、欧州の銀行に対するストレステスト(健全性審査)は、欧州で景気が二番底に陥り、2010年と2011年にかけて経済が3%縮小した場合を想定して実施された。
また、両年に株価が20%下落した場合、銀行が保有する証券化商品の格付けが4ノッチ引き下げられた場合も想定した。
CEBSとECBは、今回のストレステストが想定するシナリオが実際に起こる確率は20年に1度で、米国で2009年に実施された銀行ストレステストよりも厳しい状況を想定したとしている。米国のストレステストで想定されたシナリオが実際に起こる確率は7年に1度だった。
CEBSはストレステストの審査方法を事前に公表することは許可したものの、結果そのものの公表時間は23日1600GMT(日本時間24日午前1時)から変更していない。