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ユーロ上昇、ストレステスト通過でリスク回避後退=NY市場

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 26日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで一時1.30ドルに上昇した。欧州の銀行のストレステスト(健全性審査)が終わったことに対する安心感と、最近の欧米経済指標が好調だったことを受けてリスク回避姿勢が後退した。

 7月26日、ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで一時1.30ドルに上昇した。トロントで2008年3月撮影(2010年 ロイター/Mark Blinch)

 ストレステストの審査基準が甘かったのではないかとの懸念から、一部の投資家はユーロを大きく買い進むことをためらっていたものの、取引が進むに連れて、このところの上昇トレンドに乗り遅れまいとするムードが強まり、そうした投資家も少数派に転落した。

 好調な欧州の経済指標もユーロ相場の押し上げに寄与した。

 ドルは円に対しても下落した。ただ、6月の米新築1戸建て住宅販売が前月比23.6%増の年率33万戸となり、市場予想の32万戸を上回ったことを受けて下げ幅を縮小した。

 GFT(ニューヨーク)の為替調査担当ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「市場はストレステストに全神経を集中していたが、もっと重要だったのは(先週)発表されたユーロ圏の経済指標が予想外に好調だったことだ」と指摘した。

 ニューヨーク市場終盤のユーロは、EBS電子取引EUR=EBSで1.3006ドル、ロイターのデータEUR=では1.3005ドルまで上昇した。その後は0.7%高の1.2992ドルで推移している。

 ユーロ/円は、ディーラーが円のロングポジションを巻き戻したことを受けてEBS電子取引EURJPY=EBSで6月上旬以来の高値をつけた。しかしその後、日本の輸出企業が113.30/50円近辺で売りを出し、0.1%安の112.80円で取引されている。

 ドル/円JPY=は0.7%安の86.83円。

 テクニカルアナリストは、ユーロ/ドルが12月─6月の動きの38.2%戻しの水準である1.3125ドルまで上昇する余地が、なおあるとみている。また、ユーロは引き続き下値支持線である100日移動平均の1.2870ドルと先週の安値である1.2730ドル近辺を上回っており、下落幅も限られるとみられている。

 アナリストは米商務省が26日発表した6月の新築1戸建て住宅販売統計について、低調な指標の発表が続いていた後だけに「良いサプライズ」だが、米国の景気回復が依然として軌道に乗っていることを投資家に確信させるためには一段の裏付けが必要との見方を示した。

 豪ドルの対米ドル相場AUD=は5月11日以来の水準に上伸した。この日の上昇によって豪ドルは200日単純移動平均を2日連続で上回った。

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