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自動車8社の6月世界生産、3社が金融危機前の水準上回る

 7月27日、自動車大手の6月の世界生産は、8社が前年同月を上回った。写真は4月、横浜の港近くで、車を運ぶトレーラー(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 27日 ロイター] 自動車大手8社の6月生産実績が出揃った。国内生産と海外生産を合計した世界生産は8社が前年同月を上回った。中国やインドなど旺盛な需要を持つ新興国が好調に推移。北米も回復基調にあり、日産自動車7201.T、富士重工業7270.T、スズキ7269.Tが金融危機前の2008年6月の水準を上回った。

 ただ今後、国内販売は9月で新車購入補助金制度が終わり、10月以降に反動減が予想されるなど「ネガティブな要素はあるが、プラスになる材料は少ない」(スズキ)。先行きには不透明感もある。

 トヨタ自動車7203.Tの6月世界生産台数は9カ月連続で前年同期を上回った。地域別では中国が前年同月比10.5%減と13カ月ぶりにマイナスとなった。部品メーカーの労働争議の影響で広州工場の操業が4日間停止したのに加え、欧州メーカーの値引き販売により競合環境が悪化し販売が減少した。米国は6.0%増と11カ月連続で増加した。

 日産自動車7201.Tの6月世界生産台数も9カ月連続プラス。全地域で前年同月プラスとなり、6月単月として過去最高を記録した。中国は前年同月比46.6%増と17カ月連続プラスで、6月単月として過去最高。国内は新型車「ジューク」の純増や輸出モデルの台数増で前年同月比28.6%増となり、8か月連続増加した。

 ホンダ7267.Tは7カ月連続プラス。アジアでの生産が前年同月比16.7%増と6月として過去最高となった。ただ中国は部品メーカーの労働争議の影響で完成車3工場が3─6日操業を停止。その影響で前年同月比2カ月連続マイナスだった。

 スズキ7269.Tは8か月連続で前年を上回った。インドと中国がけん引し、6月単月では過去最高となったが、ハンガリーは前年割れするなど、回復基調もまだら模様だ。

 マツダ7261.Tは7カ月連続プラス。中国は5月末に重慶工場からアクセラの生産を南京工場に移管した影響で、前年同月比11.2%減と17カ月ぶりに前年割れした。一方、タイは小型車「デミオ」の生産が好調に推移し5カ月連続のプラス。全月を通じて過去最高の台数となるなど、中国の生産減を補った。

 三菱自動車7211.Tは8か月連続プラス。アジアや欧州への輸出が大幅に伸び、国内生産が好調。海外生産も中国や南米で伸びた。

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