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ドルが対円で大幅上昇、ユーロ一時11週間ぶり高値=米市場

 7月27日、ニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で一時1%以上上昇した。都内で昨年11月撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [ニューヨーク 27日 ロイター] 27日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルでほぼ変わらずの水準で取引されている。早い時間帯の取引では、5月以来11週間ぶりの高値水準まで上昇したが、7月の米消費者信頼感指数が2月以来の低水準となったことを受けてリスク回避姿勢が強まり、引けにかけて伸び悩んだ。

 低調な米経済指標は、株式やユーロなど、よりリスクの高い資産の敬遠につながることが多い。

 GFTフォレックス(ニューヨーク)の為替調査担当ディレクター、キャシー・リーエン氏は「消費者信頼感指数の発表後にドル買いが若干優勢となった。同指数は5カ月ぶりの低水準になったものの、ユーロが引き続き1.30ドルを上回る水準の維持に苦戦しているためだ。この水準は今月これまでに4回にわたってトライされている」と話した。

 ニューヨーク市場終盤のユーロは1.2996ドルでほぼ変わらず。ロイターのデータによると、一時1.3045ドルまで上昇した。

 ドルは対円では一時1%以上上伸し、87.96円をつけた。終盤は87.93円で取引されている。

 ただアナリストはユーロのセンチメントは改善していると指摘しており、27日の経済指標の内容の弱さも、ユーロや他の高利回り通貨の一段の上昇を阻むには十分でない可能性があると述べている。ウェルズ・ファーゴ銀行(ニューヨーク)の通貨戦略責任者、ニック・ベネンブローク氏は「ユーロは、米国の早い時間帯での上昇幅を縮小したが、全体に楽観的見方が広がっており、今週は海外通貨が強含むとのわれわれの見方は変わっていない」と語った。

 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が27日発表した7月の消費者信頼感指数は、雇用に対する懸念を背景に2月以来の低水準となった。

 スコシア・キャピタル(トロント)の通貨ストラテジスト、Sacha Tihanyi氏はファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)の見通しが「米国では悪化する一方、ユーロ圏の情勢は今年の大半続いてきた極めて低調な予想と比べれば上向いているようだ」と指摘した。

 テクニカルアナリストはユーロの次のターゲットについて、昨年11月から6月までの下落の38.2%戻しの水準である1.3125ドルだとみている。

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