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民主代表選で菅首相が小沢氏破る、「挙党態勢で頑張る」

 9月14日、民主党は都内のホテルで党代表選挙を行い、菅直人首相を再選した(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 14日 ロイター] 民主党は14日午後、都内のホテルで党代表選挙を行い、菅直人首相を再選した。菅首相は代表再選後にあいさつし、「挙党態勢で頑張る」と強調。午後5時半から会見に臨み、首相続投の決意をあらためて表明する見通しだ。

 菅首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった党代表選は、獲得票が菅氏721ポイントに対して小沢氏491ポイントとなり、200ポイント以上の大差となった。

 菅首相の続投が決まったことで、今後は内閣改造や党役員人事にも注目が集まる。菅首相はあいさつで「ノーサイドで民主党全員が自分の力をフルに発揮し、挙党態勢で頑張り抜くために、民主党員の協力をお願いする」と全党一致で政権運営にあたっていく考えを示した。小沢氏との一騎打ちとなった今回の代表選で菅首相は、勝利した場合の小沢氏の処遇について明言を避ける一方、代表選後は小沢氏と協力していくと明言していた。小沢氏の対応について、民主党の渡部恒三・前最高顧問は「協力してくれることは間違いない。党を出たりしない」と党分裂の可能性を否定した。 

 菅首相は、国会議員投票前に行われた代表選最後の演説の中で、緊急に解決すべき問題として「経済の立て直しと雇用の安心を確立すること」を挙げ、課題克服に向けて新成長戦略を強力に推進すると訴えた。代表選の政見においても「雇用創造」と「不安解消」を最優先課題に掲げるとともに、財政健全化に逃げることなく取り組むことや、社会保障改革に向けて消費税を含む税制抜本改革など財源と一体となった議論の必要性を主張。マニフェスト(政権公約)の実現では、誠実に取り組むとする一方、財源制約で実現が困難な場合には国民に説明して理解を求める方針も示した。

 代表選の獲得ポイントの内訳は、党員・サポーター票が菅首相249・小沢氏51、地方議員票が菅首相60・小沢氏40、国会議員票が菅首相412・小沢氏400。党員・サポーター票の多くが菅首相支持に回ったことで、事前の予想を上回る大差となった。

  (ロイターニュース 伊藤純夫記者、吉川裕子記者、中川泉記者)

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