[東京 29日 ロイター] 日銀が発表した2010年9月全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業・業況判断指数(DI)はプラス8となり、前回の6月短観から7ポイント改善した。2010年12月予測はマイナス1となった。
大企業非製造業・業況判断DIは、プラス2となり、前回調査から7ポイント改善。12月予測はマイナス2となった。
中小製造業・業況判断DIはマイナス14となり、前回調査から4ポイントの改善。12月予測はマイナス22となった。
中小非製造業・業況判断DIはマイナス21となり、前回調査から5ポイント改善、12月予測はマイナス29となった。
2010年度大企業・全産業の設備投資計画は前年度比プラス2.4%となり、前回調査から0.3%下方修正。中小企業・全産業の設備投資計画は前年度比マイナス15.0%と、前回調査から10.9%上方修正となった。
2010年度大企業・製造業の経常利益計画は前年度比プラス54.3%となり、前回調査から7.3%上方修正。中小企業・全産業は前年度比プラス15.0%と、前回調査から1.9%下方修正となった。
ロイターの事前調査では、大企業製造業DIの予測中央値は、足元でプラス6、12月予測はプラス1。大企業非製造業DIの予測中央値は、足元でマイナス2、12月予測はマイナス5だった。
中小企業製造業DIの予測中央値は、足元でマイナス15、12月予測でマイナス19。中小企業非製造業DIの予測中央値は、足元でマイナス24、12月予測はマイナス28だった。