[ニューヨーク/ワシントン 1日 ロイター] 米供給管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業景気指数は54.4と、前月の56.3から低下した。落ち着いたインフレとあわせて、米連邦準備理事会(FRB)に一段の金融緩和を行う余地を与えるとみられている。
市場予想は54.5だった。50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
内訳では新規受注が51.1と4カ月連続で低下。雇用も56.5に悪化した。
ISM製造業調査委員会のノーバート・オー委員長は、全体的に強弱まちまちの内容と指摘。「製造業自体は他の業種よりもよく持ちこたえているが、項目別でみるとそれぞれに一定の温度差がみられるなど、不透明さがうかがわれる」と述べた。