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ユーロの将来厳しい、スペインは投機筋の攻撃受ける恐れ=スティグリッツ氏

 10月4日、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ氏は、大きな経済ショックに直面するユーロ圏加盟国への支援が行われないかぎり、通貨ユーロの将来は厳しいとの見方示す。写真は昨年1月、ダボスで(2010年 ロイター/Pascal Lauener)

 [ロンドン 3日 ロイター] ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏は、大きな経済ショックに直面するユーロ圏加盟国への支援が行われないかぎり、通貨ユーロの将来は厳しい、との見方を示した。

 また、スペインに対する投機筋の攻撃は時間の問題かもしれないと警告した。

 同氏の著作「急落(Freefall)」の後書き(抜粋)が3日付のサンデー・テレグラフ紙に掲載された。

 同氏は「ユーロ圏はもっと経済的に協力することが必要だ」と指摘。「単に財政規律を強化するといった類ではなく、一部の国が大きなショックに見舞われた場合、他の国々から確実に支援を得られるような体制が求められている」と述べた。

 さらに、「欧州連合(EU)に新たに加盟する国々に対する共同支援基金はあるが、問題を抱える加盟国への基金は設立されていない。そうした基金がないと、ユーロの見通しは厳しい」とした。

 スペインについて、歳出削減により労働市場が一段と悪化し、成長が鈍化する公算が大きいとして、財政状況がほとんど改善しない可能性があると分析。

 「スペインは10年前にアルゼンチンが陥った負のスパイラルに入りつつあるかもしれない」と述べた。その上で「アルゼンチンはドル・ペッグ制度を放棄したことで成長を開始し、赤字が縮小した。スペインは現在、投機筋から攻撃を受けていないが、時間の問題にすぎないかもしれない」とした。 

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