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日経平均続伸、欧米株高などで海外勢が買い戻し

 10月14日、前場の東京株式市場で日経平均は続伸。写真は都内の株価ボード。昨年9月撮影(2010年 ロイター/Toru Hanai)

 [東京 14日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。外為市場でドル/円が81円前半へと円高が進んでいるが、欧米の株高や金など商品価格の上昇を背景に、主力株のほか商社など関連株が選好された。海外短期筋による買い戻しが中心という。

 一方、国内勢の個人投資家による売りがみられ上値を抑えている。市場では日経平均9250―9750円を目先のレンジとする投資家が多いとの見方が出ている。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり1242銘柄に対し値下がり255銘柄、変わらずが140銘柄だった。東証1部売買代金は6539億円。  

 13日の海外市場で欧米株が上昇。米株式市場は、企業決算が予想よりも強い内容となったことに加えドル安が続いていることで株式への需要が膨らみ、株価は5カ月ぶりの高値を更新した。9月の中国の輸入が前月比で過去最高の伸び率を記録したことを受けて商品価格が上昇し、工業株や素材株が上げを主導した。

 外為市場でドル/円が81円前半へと円高が進んでいるものの、東京市場前場では商品価格の上昇を背景に商社をはじめ商品関連株など主力銘柄が物色された。原油など19商品の先物相場で構成されるロイター/ジェフリーズCRB指数は、300ポイント付近に上昇したほか、金は午前の取引で最高値を更新し、1オンス1370ドル台で推移している。

 中国人民銀行(中央銀行)は13日、9月末時点の中国の外貨準備高が2兆6480億ドルとなり、7月から9月の間に1940億ドル急増したことを明らかにした。また9月の新規人民元建て融資は5955億元で、8月の5450億元を上回った。みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏は、こうしたニュースもセンチメントを改善させていると指摘する。 

 その一方で、国内勢による持ち合い解消売りなどが上値を抑えているという。大手証券の株式トレーダーは「生保による株式投資縮小の方向が影響している」と指摘する。また邦銀系の株式トレーダーは海外短期筋による主力株の買い戻しの一方、国内勢、特に個人投資家は売りに傾いているとみている。同トレーダーは日経平均9250―9750円が当面のレンジとの見方が多いと指摘する。 

 個別銘柄では、2010年4―9月期連結営業利益の減少幅が予想より小さくなる見通しと報じられた武田薬品工業4502.Tは買い先行後、利益確定売りに押され上げ幅を縮小した。また、ヤフー4689.Tが大幅高。米インターネットサービスのAOLAOL.Nが、米ヤフーYHOO.O買収の可能性について模索しているとの一部報道が手掛かり。 

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)

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