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最近の日中間の問題は「決定的でない」=菅首相

 10月30日、菅首相は中国との間で発生している最近の外交問題について「決定的なものではない」と述べた。写真は29日撮影(2010年 ロイター/Damir Sagolj)

 [ハノイ(ベトナム) 30日 ロイター] 菅直人首相は30日午後、訪問中のハノイ市内で会見し、中国との間で発生している最近の外交問題について「今日生じている多少のトラブルは、決定的なものではない」とし、戦略的互恵関係を深めていけば日中関係は経済的、文化的にさらなる発展が可能との認識を示した。

 また、参加検討を表明している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への対応に関しては、農業再生との両立が重要と語った。

 菅首相は、30日に中国の温家宝・首相と10分程度、非公式に会談したことを明らかにし、今後も戦略的互恵関係を推進していくことなどで一致、「ゆっくりした会談を近く持ちたいという話をした」と語った。29日に予定されていた公式会談は中国側が拒否し、見送りとなっていた。

 その上で首相は、今後の日中関係について「日本と中国とは、長い歴史の中で共に生きてきた。今日起きているトラブルは、従来起きたことを考えれば、決定的なものではない」とし、「戦略的互恵関係を深める努力を双方が冷静に取り組めば、日中関係は、経済的、文化的にもさらなる発展が可能だ」と語った。

 政府・与党内でも見解が対立しているTPP参加をめぐる問題では「日本の農業をどのように再生させるかという問題を抜きにして議論はできない」と指摘。「農業の再生と国を開くことの両立を図る道を何としても見出さなければならない」と強調し、「出来なければ、農業も復活せず、貿易自由化の面でも立ち遅れる」と語った。

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