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米中間選挙は共和躍進で下院制す、上院は民主が死守へ

 [ワシントン 3日 ロイター] 2日行われた米中間選挙で、共和党が下院で過半数を獲得する見通しとなった。上院でも議席を伸ばしているが、民主党が過半数を守るとみられている。

 11月3日、2日に行われた米中間選挙で、共和党が下院で過半数を獲得する見通しに。写真は「ティーパーティー(茶会)」の推す共和党候補との接戦を制した上院民主党のリード院内総務(2010年 ロイター/Las Vegas Sun/Steve Marcus)

 全435議席が改選となる下院で、共和党は過半数の218議席を獲得するには民主党から39議席を奪う必要があった。テレビ報道によると、少なくとも50議席を伸ばす見通し。下院議長には保守派のベイナー共和党院内総務が就き、オバマ大統領が進めてきた政策に修正を加えることになる。共和党の大幅躍進は、クリントン大統領1期目の1994年中間選挙での54議席以来。

 ベイナー院内総務は、歳出削減と政府の規模縮小、議会運営の改革を訴えた。オバマ大統領は、深夜にベイナー氏ら議会幹部に電話、協調して課題に取り組むよう求めた。 

 37議席が改選となる上院選で民主党は、ウエストバージニア州の故バード議員の議席を守ったほか、民主党の大票田であるカリフォルニア州も制し、過半数をかろうじて確保する見通し。共和党はインディアナ、ノースダコダ、アーカンソー、ウィスコンシン、ペンシルベニア州に加え、オバマ大統領が就任前に維持していたイリノイ州でも民主党から議席を奪った。

 上院民主党のリード院内総務はネバダ州で、草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」の推す共和党候補との選挙戦で辛勝した。

 共和党が上院で過半数を取れない見通しが高まったことを受け、上昇していた米株価先物は下落に転じた。

 出口調査では8割の有権者が最も懸念する事項として景気をあげた。また4割がティーパーティーへの支持を表明したほか、ほぼ4分の3の有権者が政府は適切に機能していないと回答した。

 下院ではこれまでに民主党のベテラン議員、スケルトン軍事委員長やスプラット予算委員長をはじめ、現職30議員が共和党候補に敗れた。

 注目されたティーパーティーが推す候補では、上院でフロリダ州でケンタッキー州の上院選で共和党候補が勝利し、上院では保守的な傾向が強まる見通し。一方、デラウェア州では敗れた。ティーパーティーは小さな政府と減税を訴えており、ケンタッキー州で勝利したポール候補は「限定的な立憲政府と財政均衡を望む民意だ」と述べた。 

 知事選では少なくとも10州で民主党から共和党に移ることになった。共和党はオハイオ州やテキサス州で勝利しており、来年から始まる10年に一度の選挙区割り見直しを有利に進めることができる。カリフォルニア州ではシュワルツェネッガー知事の後任には民主党のブラウン候補が勝利を収めた。

 中間選挙を受けてオバマ大統領は米東部時間3日午後1時(日本時間4日午前2時)から記者会見を開く。

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