[ニューデリー 8日 ロイター] インド訪問中のガイトナー米財務長官は8日、米国経済は徐々に拡大しており、最近の雇用統計は心強い、との認識を示した。
また、為替問題について密接な協調の枠組みを構築するよう努める、と述べた。
ガイトナー長官はさらに、新興国ではインフレの兆しが現れ始めていると指摘。新興国では過剰なボラティリティや保護主義を防ぐ枠組みが必要だ、との考えを示した。
また、大半のエコノミストは景気が二番底に陥るリスクが低下したとみている、と述べた。
長官は、為替相場は不均衡是正の枠組みに必要な要素だと指摘。中国は20カ国・地域(G20)間の不均衡是正の枠組みを支持しているとした上で、広範なコンセンサスを得る見込みだ、と述べた。