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三井住友FG、2011年3月期当期利益予想を上方修正

 [東京 12日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ8316.Tは12日、2011年3月期の連結当期利益予想を前年比98.9%増の5400億円に上方修正すると発表した。従来予想の3400億円の黒字に比べ、58.8%の上方修正となる。

 11月12日、三井住友フィナンシャルグループが2011年3月期の連結当期利益予想を前年比98.9%増の5400億円に上方修正すると発表。写真は三井住友銀行の看板。昨年12月撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 上期に市場営業部門が好調だったほか、クレジットコストが想定よりも低く推移しているため。

 銀行単体の業務純益は前年同期比9.1%増の8400億円、当期利益は同28.9%増の4600億円を見込む。上期は国債などのディーリング益が好調だったためで、下期そのものの業績は予想比下振れしているという。

 銀行本業の貸出や手数料ビジネスは苦戦しており、対顧客部門は上期で60億円の増益にとどまり、下期で100億円の増益を計画している。上期に好調だったのは国際部門と個人部門で、大企業や中堅中小企業は不振だった。会見した北山禎介社長は「国内の貸出ビジネスは厳しい。海外に注力したい」と語った。三井住友は業務純益に占める国際部門の割合を、現在の2割から3割に引き上げる方針だ。

 中核的自己資本(Tier1)から優先株や優先出資証券を除いたコアTier1比率は8.8%程度とし、規制が導入される2013年でも8%台半ばを確保できるとした。

 北山社長はバーゼルIIIによる新たな自己資本規制について、追加増資せずに内部留保の積み上げで対応が可能だとの認識を示した。

 また、持ち分法適用会社のプロミスについて、現在の出資比率の約22%から「必要があれば、資本支援も将来の選択肢」と語った。ただ、現状では経営環境がどう推移するのかを注意深く見ていく必要があるとした。

 当期利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値4103億円を31.6%上回った。

 10年4―9月の連結当期利益は前年同期比237.9%増の4174億円になった。通期予想に対する進ちょく率は77.3%。前年同期の通期実績に対する割合は45.4%だった。

 (ロイター日本語ニュース 布施太郎)

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