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中国のレアアース輸出、年末にかけ枯渇する可能性

 11月16日、中国のレアアースの輸出が、今年の枠をすでに超えていることが商務省が公表したデータで明らかになった。写真は江西省の採掘場。10月撮影(2010年 ロイター)

 [北京 16日 ロイター] 中国のレアアース(希土類)の輸出が今年の枠をすでに超えていることが商務省が公表したデータで明らかになった。年末にかけ、中国からの輸出が枯渇する可能性がでてきた。

 中国は、ハイテク製品などに使用されるレアアースの97%を生産する。その中国が2010年の輸出枠を2009年より40%削減し、輸入国の間で供給ひっ迫懸念が起きていた。

 商務省が明らかにした2010年1─9月のレアアース輸出データは、年内に輸出する余地がないことを示した。

 商務省報道官は、税関のデータとして、2010年1─9月のレアアース輸出が3万2200トンで、うち約半分は日本向けだったことを明らかにした。1─9月で今年の輸出枠の3万0258トンを上回ったことになる。ただし、2009年枠に相当する輸出が含まれている可能性がある。

 商務省の報道官は記者会見で「わが国は長年、国際市場の需要に対応するため、レアアースを大量に輸出する努力と保証をしてきたと言える。しかしそれは、わが国が環境面や資源面で圧力に直面することを意味する」と発言。

 「われわれは、レアアース資源を持つ他の国々が採掘を進め、世界に提供することを期待する」と述べた。

 一部メディアは、中国が尖閣諸島沖の漁船衝突問題を受け、日本へのレアアース輸出を滞らせていると報道。しかし、中国側は、禁輸措置はとっていないと否定している。

 報道官は、税関のデータとして、1─9月の日本向け輸出は前年同期比167%増加したと述べた。9月単月のデータは明らかにしなかった。

 2009年のレアアース輸出は4万3918トンと輸出枠の約5万トンを下回った。商社が枠を使い切ろうとしたため、12月から今年1月にかけて輸出が急増した。

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