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ソニー、来年中に中国で電子書籍端末「リーダー」発売へ

 11月26日、ソニーは、来年中に中国で電子書籍端末「リーダー」発売へ。25日撮影(2010年 ロイター/Toru Hanai)

 [東京 26日 ロイター] ソニー6758.Tの電子書籍「リーダー」事業を統括する野口不二夫・米国ソニー・エレクトロニクス上級副社長は26日、ロイターなどとのグループインタビューで、来年中に中国市場でリーダーを発売する方針だと明らかにした。

 米国で2006年10月に発売して以来、今年12月の日本で14カ国目の展開となるが、来年は中国以外にも数カ国を追加する予定で、世界各国での事業を拡大していく計画だという。

 当初、中国参入は年内を予定していたが、野口上級副社長は「中国では端末の値段が安くなりすぎている。コンテンツンの値段も安くコンテンツビジネスが成り立ちづらい。ビジネスモデルは特異な地域だ」と指摘した上で「中国に適した形の入り方を再検討して参入したい」と述べた。ただ、中国の電子書籍市場については「ポテンシャルは感じている。教育市場も重要になると思う」と期待を示した。

 来年は中国を加えて15カ国での展開が見込めるが「その他にもあと数カ国は展開したい」という。一方で今後は「今までのように国を増やすのではなく、すでにスタートしている国のビジネスを厚くしていく」との方針も示した。

 日本で12月10日から発売する「リーダー」は、ソニー、KDDI9433.T、凸版印刷7911.T、朝日新聞社の4社が設立した電子書籍の調達・配信会社「ブックリスタ」からコンテンツの提供を受ける。この他にも国内市場では、シャープ6753.Tがカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)4756.Tと共同で電子書籍などのコンテンツ配信を行う「ツタヤガラパゴス」を12月1日付で設立。また、NTTドコモ9437.Tと大日本印刷7912.Tも来年1月以降に電子書籍の配信会社を共同で設立する予定で、大日本印刷は独自の電子書籍の配信サイト「ホント」を25日に立ち上げて、米アップルAAPL.Oの「iPad(アイパッド)」などに配信サービスを始めた。

 野口上級副社長は、日本市場で電子書籍の調達・配信の基盤(プラットフォーム)が乱立している状況について「どのサービスとどのデバイスがつながっているかが分かりにくい」と指摘。その上で「私の意思としては、(プラットフォームの)集約を目指している。いろいろな方と話をして分かりやすい形に持っていきたい」と考えを示した。

(ロイター日本語ニュース 村井 令二)

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