[パリ 30日 ロイター] 30日の市場で、スタンダード&プアーズ(S&P)がフランス国債の格付け見通しを、現在の「安定的」から「ネガティブ」に引き下げる方向で準備しているとのうわさが広がった。
S&Pはコメントを控えている。フランスの長期債務格付けはトリプルA。
10年物のフランス国債と独連邦債の利回り格差は約59ベーシスポイント(bp)と、2009年4月以来の水準に拡大した。
政府報道官を務めるバロワン予算相は記者会見で「心配する理由はなく、ノーリスクだ」と指摘。「フランスはドイツと同様、安全な投資先だ」と語った。