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米経済は緩やかな成長継続、一部で勢いやや強まる=ベージュブック

 [ワシントン 1日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が1日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、最近の数週間の米経済について、引き続き緩やかな回復ペースにとどまっているとの判断を示した。

 12月1日、米FRBが発表したベージュブックは最近の数週間の米経済について、引き続き緩やかな回復ペースにとどまっているとの判断を示した。写真は昨年7月、ニューヨークで(2010年 ロイター/Lucas Jackson)

 住宅市場は「低迷 (depressed)」し、企業は引き続き大規模な新規採用に消極的となる一方、製造業の一部で強さが見られたとした。

 今回の経済報告は、米経済の成長ペースが、十分な雇用の伸びを生み出すのに必要なほどには加速しきれていないことを示す内容となった。 

 FRBは報告で「全12地区連銀からの報告は全体を考慮すると、米経済が10月上旬・中旬から11月中旬の期間に引き続き改善したことを示した」とした。

 報告によると、ボストン、クリーブランド、アトランタ、ダラス、サンフランシスコの5地区では、経済活動ペースが「若干から小幅」加速した。ニューヨーク、リッチモンド、シカゴ、ミネアポリス、カンザスシティーの5地区では「やや強まった」。一方、フィラデルフィアとセントルイスの2地区は「まちまち」となった。

 製造業はほぼすべての地区で引き続き拡大した。報告は「金属加工や自動車産業で比較的強い伸びが確認された」とした。

 半面、住宅市場は依然落ち込んでおり、複数の地区が前回の報告時から状況が悪化したと報告した。

 消費支出に関しては明るい見方が示された。複数の地区が、年末商戦期の売上高が前年の水準を上回ると予想。しかしFRBは、消費者は価格に敏感で、引き続き必需品が購入の中心になっていると指摘した。

 FRBは「企業の雇用活動は大半の地区で一部改善したことが示された。しかし、企業は本格的な採用に踏み切る前に、景気見通しの改善を示す一段と明確な兆候を待っている」とした。 

 アトランタとシカゴ地区は、非正規社員の雇用が好まれているとし、ダラスの人材派遣会社は雇用活動が「活発」と報告した。

 賃金圧力はすべての地区で引き続き「落ち着いている」とし、インフレ圧力が抑制されていることが示された。

 農産物・金属・燃料を中心に投入コストが上昇したものの、すべての地区で最終財・サービスの価格はほぼ安定的となった。

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