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NY市場でドル上昇、米国債利回り上昇で

 [ニューヨーク 8日 ロイター] 8日のニューヨーク外国為替市場は、ドルが円に対して上昇した。減税延長を受けた米国債利回り上昇で、ドル買いが進んだ。

 12月8日、ニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対して上昇。写真は米ドル紙幣のディスプレー。2007年11月撮影(2010年 ロイター/Herbert Tsang)

 年末を控え薄商いのなか、投資家の注目はユーロ圏債務問題から、米経済や金利のファンダメンタルズに移っている。

 米10年債は続落し、利回りは6カ月ぶり水準に上昇した。

 減税延長は米国の財政悪化につながる恐れがあり、ドルを圧迫する可能性があるものの、投資家は現時点で減税による成長押し上げ効果に期待している。

 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ・グローバル・リサーチの為替戦略部門代表、Paresh Upadhyaya氏は「金利差をめぐる議論が少なくとも短期的にはドルの支援材料となっている」との見方を示した。

 一部のアナリストは、減税により来年の米国内総生産(GDP)は最大2%ポイント押し上げられるとの見方を示している。

 ウエストパックのシニア為替ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「これはつまり、量的緩和の可能性が低くなることを意味し、ドルにとり支援材料だ」と述べた。

 ドル/円は0.7%高の84.04円。EBSによると、一時、84.31円まで上昇した。

 主要6通貨に対するドル指数は0.2%上昇し80.001。100日移動平均の79.981を上回っている。

 短期的には、ドル/円の抵抗線は84.40円付近とみられている。この水準では、日本の輸出業者からの買いが入る可能性が高い。一方、その水準を突破した後は、84.60円、その後、85.40円に向け上昇し、9月につけた85.95円近辺を再び試す展開になる、と市場参加者は指摘する。

 ユーロ/ドルはほぼ横ばいの1.3257ドル。市場参加者によると、今週1.3400ドルを上回る水準を維持できない場合、ユーロ/ドルは下落し、1.3180ドルを割り込んだ場合は、1.3060/50ドルを試す可能性がある。

 欧州債務問題が他の周辺国に飛び火する懸念は根強く、ユーロの反発局面では、ユーロ売りが出やすいとみられてる。

 トレーダーによると、オプション市場のセンチメントは引き続きユーロにとりマイナスとなっている。

ドル/円   終値    83.99/03

       始値    83.96/00

   前営業日終値    83.44/48

ユーロ/ドル 終値   1.3260/65

       始値   1.3220/22

   前営業日終値   1.3260/66

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