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NY市場でユーロ/ドル下落、アイルランドの格下げ受け

 [ニューヨーク 9日 ロイター] 9日のニューヨーク外国為替市場は、ユーロ/ドルが下落。フィッチ・レーティングスがアイルランドの格付けを「BBB+」に引き下げたことを受け、ユーロ売りが進んだ。

 12月9日、ニューヨーク外国為替市場でユーロ/ドルが下落。写真はユーロとドル紙幣を持つ人の手元。2002年1月撮影(2010年 ロイター/Hazir Reka)

 この日実施された米30年債入札には旺盛な需要がみられた。これを受け米国債利回りは低下、ドルは対円で売られた。

 ドル/円は0.5%安の83.63円。米国債入札を受け、一時83.51円まで下げた。

 UBSのシニア為替ストラテジスト、アメリア・ボードー氏は「ユーロ圏のソブリン債問題は続いている。ユーロ圏から他の大きな問題が浮上するリスクがかなりある」との見方を示した。

 フィッチはこの日、アイルランドの格付けを3段階引き下げた。 

 ユーロ/ドルは0.1%安の1.3241ドル。EBSによると、一時1.3164ドルをつけた。

 アイルランドに関する結果がどのようなものになろうとも、市場参加者はスペインなどのユーロ圏他国の債務問題を引き続き警戒しており、ユーロは今後も圧迫される可能性が高い、と多くのアナリストは指摘する。

 ファルクラム・アセット・マネジメントのマクロストラテジスト、バジレイオシ・グキオナキス氏は「スペインの問題は、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル全部を合わせた規模よりもはるかに大きい。政府債務の多くを国内銀行が抱えていることから、銀行セクターは主要問題だ。政府の財務状況がうまくいかなかった場合、銀行のバランスシートは大きな打撃を受けるだろう」と指摘した。

 2年債利回りの今週の上昇は15ベーシスポイント(bp)以下にとどまっており、10年債利回りほどは上昇していない。米連邦準備理事会(FRB)が当面は利上げを行わないとの観測により2年債利回りは抑えられている。

 クレディ・アグリコルの為替ストラテジスト、ダラハ・マーハー氏は「金利が為替の大きなけん引役になるためには、2年債利回りが動く必要があるが、まだそれはみられない」と述べた。

ドル/円   終値    83.71/75

       始値    83.89/93

   前営業日終値    83.99/03

ユーロ/ドル 終値   1.3237/42

       始値   1.3223/25

   前営業日終値   1.3260/65

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