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ユーロ/ドルが2週間ぶり安値、アイルランド格下げで=NY市場

 12月17日、ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで2週間ぶりの安値に下落した。写真は2月、アテネの銀行で撮影(2010年 ロイター/John Kolesidis)

 [ニューヨーク 17日 ロイター] 17日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで2週間ぶりの安値に下落した。ムーディーズがアイルランドの格付けを5段階引き下げ引き下げたこと、また国際通貨基金(IMF)が同国の財政赤字削減目標は達成が困難との見方を示したことで、ユーロが圧迫された。

 この日まで2日間の日程で開かれていた欧州連合(EU)首脳会議では、2013年半ば以降の欧州安定メカニズム(ESM)設置に向け、EU基本条約を改正することで合意が得られたものの、欧州債務危機に対する懸念を払しょくするには至らなかった。 

 TEAMアセット・ストラテジー・ファンドのジェームズ・デイリー氏は「ユーロの下落につながる要因は数多くある。向こう2週間程度でユーロが1.26ドルまで下落する可能性はある」と述べた。

 この日の電子取引システムEBSの取引で、ユーロ/ドルは1.3133ドルと、2週間ぶりの安値をつけた。その後、1.3181ドルと0.4%安で推移した。

 シティのグローバル外為戦略部門を統括するスティーブン・イングランダー氏は、ユーロ圏の債務問題は中期的に解決すると見ているが、ユーロをめぐる取引は当面は「若干荒っぽくなる」と予想。「年末を控え商いが薄くなっていることに加え、債務問題に対する包括的な解決法が見出されていないことで、当面はユーロに対してポジションをショートに傾ける向きが増えるとみられる」と述べた。 

 米経済の先行きをめぐっては、来週発表される経済指標に注目が集まっている。特に23日に発表される11月の米耐久財受注と個人所得・消費支出は第4・四半期の国内総生産(GDP)の伸び率を占う上で重要視されている。

 CIBCワールドマーケッツはこのほど、第4・四半期の米成長率予想を3%に上方修正。こうした上方修正により、ドル買いが進み、米10年始利回りは一段と上昇するとみられる。 

 TEAMアセットのデイリー氏は、米国債利回りの上昇は、米国の経済成長が加速するとの期待に基づいており、ドル相場には支援要因となるとの見方を示した。

 同氏は、来週は市場参加者のポートフォリオ調整の動きにより、米国債利回りは低下する可能性があるとしながらも、2011年には再度上昇すると予想。2011年末には10年債利回りは4─4.5%に上昇する可能性があるとしている。

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