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NY市場でユーロ下落、債務問題を懸念

 [ニューヨーク 20日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場で、ユーロが対ドルで下落、対スイスフランでは史上最安値をつけた。ユーロ圏の債務問題の影響でフランスやベルギーに格下げ観測が台頭したほか、欧州の銀行の損失拡大懸念が圧迫材料となった。

 12月20日、ニューヨーク外国為替市場で、ユーロ(写真)が対ドルで下落した。2001年12月撮影(2010年 ロイター/Russell Boyce)

 ユーロは200日移動平均の1.3102ドルを一時割り込んだ。次の下値目標は1.30ドル、次が12月の安値1.2970ドルに置かれている。

 ユーロ/ドルは0.5%安の1.3119ドル。ロイターデータによると、一時1.3096ドルまで下落した。

 ドル/円は0.2%安の83.76円。日本企業の売りや米債券利回り低下が影響した。

 EBSでユーロは対スイスフランで1.2636フランに下落し、ユーロ導入後の最安値をつけた。対豪ドルでもユーロは最安値をつけた。

 モルガン・スタンレーは、ユーロは来年1.20スイスフランまで下落する可能性があるとし、スイスはユーロ圏諸国とは違い、ソブリン問題があると上昇しやすいと指摘した。

 RBCキャピタル・マーケッツも、スイスフランは他の主要通貨に対しても地合いは堅調とし、対ポンドでの急上昇や、対ドルでも史上最高値付近にあったことを指摘。英米経済の構造的な弱さへの懸念を理由としてあげた。

 アナリストによると、債務危機にみまわれたユーロ圏諸国の流動性問題に当局が対応するまでは、債務懸念は続くとみている。

 コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・イジナー氏は「欧州大陸諸国の債務問題に当局は機先を制した対応ができなかったため、ユーロは2011年も弱含む」との見方を示した。

 UBSのデータによると、リアルマネー系が先週、ユーロ売りを主導したことが明らかになった。UBSは「持続的な流出超でユーロはかなりのショートになっている。G10諸国通貨のなかで際立ってショートになっている」と指摘した。

ドル/円   終値    83.74/78

       始値    83.75/78

   前営業日終値    83.94/99

ユーロ/ドル 終値   1.3121/27

       始値   1.3155/60

   前営業日終値   1.3184/91

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