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12月携帯契約数はソフトバンクが首位、通年もトップ

 [東京 11日 ロイター] 携帯電話各社が11日発表した12月の契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、ソフトバンク9984.T子会社のソフトバンクモバイルが9カ月連続で首位を維持した。米アップルAAPL.O製の「iPhone(アイフォーン)4」が引き続き好調だったほか、シャープ6753.T製の「ガラパゴス」などアンドロイド搭載のスマートフォンの品揃えも寄与したという。10年1―12月累計の純増数もソフトバンクがトップだった。

 1月11日、12月の携帯電話契約数は、純増数で、ソフトバンクが9カ月連続で首位を維持。写真は都内で昨年2月撮影した同社の看板(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 ソフトバンクの12月の純増数は32万4900件。アイフォーン4やアンドロイド携帯のほか、12月3日から始めた「iPad(アイパッド)」の実質負担額ゼロ円キャンペーンも効果を上げたという。ソフトバンクグループに入ったウィルコムは4万4300件の純減だった。

 12月の純増数2位はNTTドコモ9437.Tで16万9600件。韓国サムスン電子005930.KS製「ギャラクシーS」(10月28日発売)や「ギャラクシータブ」(11月26日発売)のほか、12月に入って、シャープ6753.T製の「LYNX3D」や富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の「レグザフォン」も発売開始したが、ソフトバンクには及ばなかった。

 KDDI9433.Tは3位で、12月の純増が9万5400件。出遅れていたスマートフォンの巻き返しとして11月26日から投入したシャープ製「IS03」は発売前の仮予約が30万件を超えて12月の期待が高まっていたが「大半が機種変更の需要だった」(広報)として純増への寄与は限定的だった。グループと位置付けるUQコミュニケーションズ(東京都港区)の高速無線「WiMAX(ワイマックス)」の12月の純増数は8万9200件だった。

 4位はイー・アクセス9427.Tグループのイー・モバイルで7万1400件の純増。主要製品のモバイル無線LANルーター「ポケットWi―Fi(ワイファイ)」のほか、12月17日からアンドロイド搭載の「Aria(アリア)」(台湾HTC2498.TW製)を投入し、スマートフォン競争に参入した。

 MNP利用による12月の状況は、転入超はソフトバンクのみで、6万6400件のプラスだった。アイフォーンへの乗り換えでMNPを利用する契約が多いという。ソフトバンクのMNPの転入超は今年4月から9カ月連続。一方で、残る3社は転出超。KDDIが3万7400件、NTTドコモが3万2300件、イー・モバイルが500件のマイナスだった。

 <通年の純増数は3社が前年を上回る、スマートフォンが市場拡大>

 10年1―12月累計の純増数は、ソフトバンクが273万2700件(前年同期は166万7400件)、NTTドコモが177万3800件(同128万1000件)、KDDIが113万4400件(同84万2800件)、イー・モバイルが80万2500件(同100万1000件)だった。

 10年の実績は、イー・モバイルを除いて3社が前年を超えたが、いずれもスマートフォンが市場を拡大したとみられている。特に、ソフトバンクは6月のアイフォーン4の発売がそれ以降の毎月の純増に大きく貢献した。このほか、NTTドコモは4月にソニー・エリクソン製の「エクスペリア」を投入したのを皮切りにアンドロイド搭載のスマートフォンを相次ぎ発売した。また、スマートフォンでの出遅れが指摘されていたKDDIも6月以降に「IS」シリーズの3機種を投入した。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二)

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