for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

チュニジア下院議長が暫定大統領に、政権崩壊で混乱広がる

 1月15日、退陣要求デモの拡大を受けてベンアリ大統領が国外に逃れたチュニジアで、メバザア下院議長が暫定大統領に就任した。写真はチュニス市内を警備する軍兵士ら(2011年 ロイター/Zohra Bensemra)

 [チュニス 15日 ロイター] 退陣要求デモの拡大を受けてベンアリ大統領が国外に逃れたチュニジアで15日、メバザア下院議長が暫定大統領に就任した。一方、首都チュニスで発砲事件が多発したほか、地方での刑務所で脱獄が起きるなど、政権崩壊による混乱が広がっている。

 暫定大統領のメバザア下院議長は、ガンヌーシ首相に野党との連立政権協議を指示。また、憲法評議会は60日以内に大統領選挙を実施すると発表したが、野党は6─7カ月後に国際的な監視の下で行うべきとの考えを示している。

 こうした中、チュニスでは車中から無差別に発砲する事件が発生。軍幹部はロイターに対し、実行犯は不明だが、サウジアラビアに逃れたベンアリ前大統領の支持者が関与しているとの見方を示した。

 また目撃者によると、中部マハディの刑務所では脱獄を図ろうとした受刑者が警官に撃たれ数十人が死亡。中部モナスティルでも刑務所で火事が発生し、42人が死亡したという。

 23年以上にわたったチュニジアのベンアリ政権崩壊で、専門家からは、反アラブ運動や中東諸国の長期政権に対する市民の反発につながる可能性を指摘する声も聞かれる。

 IHSグローバル・インサイトの中東アナリスト、ガラ・リアニ氏は「チュニジアでは長年にわたる不満があったとはいえ、事態が非常に早く展開したことが印象的だ。(中東の)他国はそれを憂慮しているに違いない」と述べている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up