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ビール系飲料は過去最低更新、アサヒがトップに返り咲き

 1月17日、2010年のビール系飲料の課税出荷数量は6年連続のマイナスの前年比2.8%減となり、過去最低を更新したことが明らかに。都内で2009年1月撮影(2011年 ロイター)

 [東京 17日 ロイター] ビールメーカー大手5社が17日にまとめた2010年のビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)の課税出荷数量は、前年比2.8%減となった。夏場は猛暑が追い風となったものの、春先の天候不順や少子高齢化、ビール離れにより、6年連続のマイナスで、現行統計が始まった1992年以降の過去最低を更新した。各社とも、国内での基盤強化とともに、アジア・オセアニアなど海外展開に注力し、成長市場の取り込みに乗り出している。

 各社別では、アサヒビール2502.Tのシェアが37.5%、2位のキリンビール(キリンホールディングス2503.T)が36.7%となり、0.8ポイントの僅差で、アサヒが2年ぶりにトップに返り咲いた。「エクストラゴールド」という新しい飲み方を提案したことで、、主力商品「スーパードライ」のマイナス幅が縮小。「クリアアサヒ」を中心とした新ジャンルも業界平均の伸びを上回った。

 サントリー酒類(サントリーホールディングス)は12.9%で過去最高のシェアを達成したほか、サッポロビール(サッポロホールディングス2501.T)も12.0%でシェアアップを果たした。

 10年の酒類別の出荷量は、ビールが前年比3.6%減、発泡酒が同17.7%減となった一方で、新ジャンルは同8.7%増と伸びた。この結果、ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが50.2%、発泡酒が17.0%、新ジャンルが32.8%で、新ジャンルの構成比が初めて30%を超えた。

 ただ、新ジャンルの伸び率は鈍化傾向にある。これは、流通系プライベートブランド(PB)を中心に韓国産新ジャンルの輸入が増加していることも背景にある。業界関係者によると、韓国からの輸入新ジャンルは、5社の新ジャンル計の約6%に相当する量になっているという。

12月の課税出荷量は、前年比6.7%減で2カ月ぶりにマイナスとなった。酒類別の出荷量は、ビールが同6.1%減で2カ月ぶりのマイナス、発泡酒が同20.2%減で21カ月連続のマイナス、新ジャンルは同0.6%増で34カ月連続のプラス。ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが56.0%、発泡酒が14.9%、新ジャンルが29.1%となった。

ビール系飲料の出荷量は、キリンビール、アサヒビール、サントリー、サッポロビール、オリオンビールの5社の合計。

 (ロイターニュース 清水 律子記者)

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