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米アップルCEO休職、東京市場でも関連銘柄に利益確定売り

 1月18日、米アップルのジョブズCEOの休職発表で、東京市場でも関連銘柄に利益確定売りが出た。写真はベライゾンが発売を発表したiPhone4。ニューヨークで11日撮影(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

 [東京 18日 ロイター] 米アップルAAPL.Oのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が病気療養のため休職することが明らかになり、関連銘柄の一角に利益確定売りが出ている。ジョブズCEOの病状次第では同社の中長期的な経営戦略に影響が出る可能性もあるが、スマートフォン(多機能携帯電話)市場の成長性は不変とみられている。

 ジョブズ氏は従業員への電子メールで療養休暇に入ることを表明した。休職の期間については明確にしなかったが「出来る限り早い復帰」を望んでいるという。病気療養によるジョブズ氏の休職は、2004年以降これで3度目。前回と異なり、休職期間が明確にされなかったことが、同氏の病状をめぐる懸念を強めている。アップルの株価は17日の独フランクフルト株式市場で一時8%超下落した後、6.2%安で取引を終えた。

 18日の東京株式市場では、スマートフォン向けのヘッドフォンを手がけるフォスター電機6794.T、タッチパネル部材のハードコートフィルムで世界トップ級のKIMOTO7908.Tに売りが先行したほか、電子部品のTDK6762.T、村田製作所6981.OS、プリント配線板のイビデン4062.Tなどにも連想売りが波及した。

 米アップルは18日に2010年10─12月期決算を発表する。売上高は前年同期比50%以上増えると予想されるなど足元の業績は好調との見方が多いものの、カリスマ経営者の不在が長引けば、先行きに懸念が広がる可能性もある。

 ハドソン・スクエア・リサーチのアナリスト、ダニエル・アーンスト氏は「今回はジョブズ氏が復活できるかどうか疑わざるを得ない」と述べている。また、大和証券投資情報部次長の松下真一郎氏は「トップの影響力は大きく、今後もジョブズ氏の健康問題には注意が必要だろう。後継者問題も課題になる」とみている。

 ただ大和証券の松下氏は「直近の株高で利益確定売りのきっかけになった。アップル関連銘柄にとっては当面上値の重い材料ではあるが、スマートフォン、タブレット端末などの市場の成長性には疑問を差し挟む余地はない」と話している。

 (ロイターニュース 河口 浩一記者)

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