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12月の米中古住宅販売は年率528万戸、予想上回る

 1月20日、米NARが発表した12月の中古住宅販売戸数は年率で528万戸と、予想を大きく上回った。写真はロサンゼルスの売家。昨年2月撮影(2011年 ロイター/Mario Anzuoni)

 [ワシントン 20日 ロイター] 全米リアルター協会(NAR)が20日発表した12月の中古住宅販売戸数は年率で前月比12.3%増の528万戸と、予想の485万戸を大きく上回った。悪天候に見舞われたものの、住宅の価格引き下げが奏功した。

 前年比では2.9%減少した。 

 NARの首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏は、住宅ローン金利が大きく上昇したことから、一段の金利上昇を懸念した向きが購入した可能性があるとの見方を示した。同氏は、住宅価格が大きく変わらなければ、2011年の住宅販売は520万戸程度になると予想している。

 NARによれば、12月の住宅価格の中央値は16万8800ドル。11月の17万0200ドル(改定値)から下落し、2010年2月以来の低水準となった。差し押さえ物件や、銀行が住宅ローン残高を下回る価格での売却に合意した物件が11月の33%から36%に増加したことが一因とみられる。 

 今回の統計について、野村証券(ニューヨーク)の米経済エコノミスト、ザック・パンドル氏は「前日発表された米住宅着工件数の弱い数字とは対照的な改善が見られ、住宅市場の回復が続いていることを示している」と指摘。

 「市場の回復は順調ではないが、妥当な規模の販売活動が行われている。住宅税控除措置終了の反動から完全に立ち直り、現在は一段の拡大に向かう軌道上にあることを示している」と話した。

 一方、モーニングスター(シカゴ)の株式ストラテジスト、ポール・ラーソン氏はやや懐疑的な見方を示した。「差し押さえ物件が多数残っている。差し押さえ物件は季節要因に左右されることが少なく、数字をゆがめる可能性がある。あまり深読みはしない」と語った。

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