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ユーロ/ドルが2カ月ぶり高値、債務懸念緩和で一段高との見方も

 1月21日、ニューヨーク外国為替市場ではユーロ/ドルが1.36ドルを上回り2カ月ぶりの高値をつけた(2011年 ロイター/Kacper Pempel)

 [ニューヨーク 21日 ロイター] 21日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ/ドルが1.36ドルを上回り2カ月ぶりの高値をつけた。ユーロ圏の債務危機をめぐる懸念が後退し始めるなか、重要なテクニカル水準を上抜けたことで、ユーロはさらに上昇する可能性がある。

 終盤時点でユーロ/ドルは1%高の1.3615ドルとなった。

 ユーロは1.3570ドルを上抜け、2010年11月から1月までの下げの半値戻しの水準を上回った。1.36ドルをあっさり上抜けたことで、次は100週移動平均の1.3640ドルや61.8%戻しとなる1.3736ドルが次のターゲットとなるとの声がトレーダーから聞かれた。

 シティグループでG10為替戦略部門の責任者を務めるスティーブン・エングランダー氏は「欧州の債務危機は大きな痛みを伴わずに解決に向いつつあるとの見方に市場ははっきりと傾きつつある」と指摘した。

 ユーロは対円でも112円付近にあるテクニカル上の節目を上抜け、約112.49円と5週間ぶり高値をつけた。

 ドル/円は0.5%安の82.55円。

 ポンド/ドルは0.6%高の1.6008ドル。英国のインフレ率はイングランド銀行(英中央銀行)の目標を上回ったが、ポーゼン英中銀金融政策委員は、利上げは必ずしも差し迫っているわけではないとの認識を示した。

 10日の時点からユーロは対ドルで4%以上上昇しているため、調整に入る可能性がある。また、欧州の債務問題をめぐる不透明感も依然として根強い。

 チャールズ・シュワブ・プライベート・クライアントのアナリスト、ジェイソン・ポリット氏は「欧州の状況はまだほとんど解決していない。いずれ1カ国もしくは複数の周辺国が何らかの形で救済される公算が大きく、そうなればユーロに下方圧力となる」と述べた。

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