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エジプトのデモ死者100人超、「アラブのベルリンの壁崩壊」とも

 1月29日、エジプトのムバラク大統領による副大統領らの指名後も、反政府デモが続き、死者は100人を超えた。写真はカイロでデモをする市民らを眺める軍兵士ら(2011年 ロイター/Yannis Behrakis)

 [カイロ 29日 ロイター] エジプトのムバラク大統領は29日、オマル・スレイマン情報庁長官を副大統領に、シャフィク民間航空相を首相に指名したが、多数の市民が外出禁止令を無視して大統領退陣を求めるデモを続行。軍にも市民側につくよう呼び掛けている。

 首都カイロ南方にあるベンスエフでは、警官隊の発砲を受けて17人が死亡。ロイターが医療機関や目撃者から得た情報によると、今回のデモによる死者は全国で100人を上回った。

 またカイロでも、戦車が市内の警戒に当たる中、大規模なデモが続き、夜間に入って警官による発砲が少なくとも1件報告されているほか、略奪や税務当局の建物への放火も発生。こうした状況を1989年の東欧革命になぞらえ、「アラブ世界のベルリンの壁崩壊」と呼ぶアナリストもいる。

 一方、米国ではオバマ大統領が、中東戦略の要となるエジプトでの騒乱について、バイデン副大統領や国家安全保障担当のドニロン大統領補佐官と協議。クローリー国務次官補(広報担当)は、ムバラク大統領が表明した新内閣の樹立について、「人員を入れ替えるだけでは済まされない」と述べ、さらなる改革を求めた。

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