[ワシントン 31日 ロイター] 米商務省が31日発表した12月の個人消費支出は前月比0.7%増と、11月の同0.3%増から伸びが加速した。また市場予想の0.5%増も上回った。前月比プラスは6カ月連続。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのシニアエコノミスト、ミッシェル・マイヤー氏は「年初の消費動向が問題だ」として、12月の増加分の一部は、おそらく年初の需要を先食いしているとの見方を示した。
12月の個人所得は市場予想と並ぶ前月比0.4%増で、11月と同じ伸びとなった。一方、個人貯蓄は昨年3月以来の低水準となった。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する、食品・エネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数は前月比変わらず。11月は同0.1%上昇だった。
前年比では0.7%上昇で、統計を開始した1959年以降で最も低い伸びとなった。11月は同0.8%上昇だった。