[東京 7日 ロイター] 内閣府が7日に発表した2010年12月の景気動向指数速報によると、CI(コンポジット・インデックス)一致指数は前月比0.7ポイント上昇の103.1(2005年=100)と2カ月連続で上昇し、10年8月以来の水準となった。
鉱工業生産財出荷指数や鉱工業生産など生産関連指数が上昇に寄与した。
内閣府はCI一致指数の基調判断を「足踏みを示している」で据え置いた。一致指数の3カ月後方移動平均が0.34ポイント上昇の102.1と10年8月以来4カ月ぶりに上昇したが、基調判断の上方修正には後方移動平均が3カ月連続して上昇することが条件となるため「1月指数が上昇しても(基調判断の上方修正は)おそらく難しい」(内閣府幹部)としている。
先行指数は101.4と前月比0.8ポイント上昇、遅行指数は89.1と同1.3ポイント上昇した。3つの指数が同時にプラスとなるのは昨年6月以来。
(ロイターニュース 基太村真司)