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エジプトのムバラク政権崩壊、歓喜の輪は欧米にも広がる

 2月11日、エジプトのムバラク政権が崩壊。市民らの歓喜の輪はエジプトから、欧米各地にも広がった。ロンドンのエジプト大使館前で撮影(2011年 ロイター/Luke MacGregor)

 [ニューヨーク/ロンドン 11日 ロイター] 30年近く続いたエジプトのムバラク大統領による独裁政権が11日、反政府デモの波を受け崩壊。市民らの歓喜の輪はエジプトから、ニューヨークやロンドンなど欧米各地にも広がった。

 ロンドンのエジプト大使館付近には約200人が「さよなら、ムバラク」などと叫びながら行進。ドラムを鳴らしたり、コンガを踊るなどしてムバラク大統領の退陣を祝った。

 30歳の学生は「エジプトや中東における人権や民主主義、尊厳にとって新たな章の始まりだ」と喜びを表現。28歳の理容師は「われわれの尊厳が今、われわれの元に戻った」と話し、エジプト人は皆うれしさのあまり興奮状態だと語った。

 ニューヨークのクイーンズ区では数十人が通りに飛び出し、エジプト国旗を振り、「エジプトの若者よ、おめでとう。あなた方の夢がかなった」や「アラーをたたえよ」などと書かれた横断幕を広げて祝福した。

 ヘッドスカーフをまとい3人の子どもを連れて祝福に駆け付けたエリマムさん(32)は、「ようやく自由になった。血も流さずに自由を勝ち取った。たとえイスラム原理主義組織が政権に就くことになっても恐れない」と話した。 

 ドイツでは21年前のベルリンの壁崩壊で、祝福セレモニーの舞台となったブランデンブルク門にエジプト人約300人が集結。「エジプト万歳」と声をそろえ、エジプト国歌を歌うなどして歓喜の輪ができた。

 ただ、エジプトの将来を不安視する声も聞かれた。ロンドン在住のエジプト人学生ガラルさん(32)は、「幸せだが、同時に不安もある。最終的には、国民に奉仕してくれる人間が必要だ。それまでの期間が、エジプトにとって最も危険だ」と懸念を示した。

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