[パリ 14日 ロイター] ドイツのショイブレ財務相は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の融資能力を拡大する必要はない、との考えを示した。仏トリビューン紙が14日伝えた。
同財務相は「われわれの考えでは、現時点ではEFSFの能力を拡大する必要はない。EFSFの規模を拡大する可能性に関する議論は、市場にまったく誤ったシグナルを送ることになる。短期的にEFSFを拡大する必要性について議論すれば、メンバー諸国の状況に関する観測をあおるだけだ」と指摘した。
ユーロ圏の財務相は14日、EFSFの柔軟性や融資能力を高める方法について議論する予定。