[ワシントン 24日 ロイター] 米商務省が24日発表した1月の耐久財新規受注統計では、総合受注が前月比2.7%増と、前月の0.4%減から増加に転じ、9月以来の大幅な伸びとなった。
非国防航空機・部品が4900%増加し、全体を押し上げた。ただこれは、米航空機大手ボーイングBA.Nの12月の大型受注の大半が反映されたためとみられる。アナリストは12月の耐久財受注統計にはこのボーイングの受注が完全に捕らえられていなかったと指摘している。
輸送機器以外の一般機器、コンピューター、通信機器は大幅減となり、経済回復のけん引役である製造業が減速している兆候が示された。
企業の設備投資動向を表す指標として注目されている航空機除く非国防資本財は6.9%減と2年ぶりの減少幅となった。市場予想は2.5%減で、予想以上の減少となった。12月は4.3%増に改定された。