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米株が原油高への懸念で大幅反落、ダウ終値168ドル安

 [ニューヨーク 1日 ロイター] 1日の米国株式市場は大幅反落。原油価格の上昇が景気回復の足かせになる可能性があるとの懸念から、売りが優勢となった。

 3月1日、米国株式市場は、原油価格の上昇が景気回復の足かせになる可能性があるとの懸念から大幅反落。写真はニューヨーク証券取引所。2月撮影(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

 米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数).VIXは13.3%上昇し20.79となった。

 供給懸念や中東・北アフリカの政情不安を背景に、北海ブレント先物4月限LCOc1は再び115ドルを上抜け上昇している。

 ダウ工業株30種.DJIは168.32ドル(1.38%)安の1万2058.02ドル。 

 ナスダック総合指数.IXICは44.86ポイント(1.61%)安の2737.41。

 S&P総合500種.SPXは20.89ポイント(1.57%)安の1306.33。 

 レイディ・アセット・マネジメントのハリー・レイディ最高経営責任者(CEO)は「VIXが急騰している。さらに2倍にならないと断言することはできない」と述べた。

 バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の議会証言で、最近の原油価格の高騰が米経済に大きな影響を及ぼす公算は小さいとの見解を示したが、市場では、中東の混乱がサウジアラビアに波及するのではないかとの懸念が根強く残っている。

 ニューヨーク証券取引所、NYSEAmex、ナスダックの出来高は約86億7000万株で、昨年の1日平均の84億7000万株を上回った。

 このところ、株価の下落局面では商いが膨らむ傾向がみられるが、上昇局面では出来高が70億株を割り込むことが多い。 

 市場には警戒感が広がっており、特に景気敏感株の下げが目立った。公益、ヘルスケア、生活必需品などのディフェンシブ株は底堅く推移した。

 ウォルマート・ストアーズWMT.Nが0.2%高 、コカコーラKO.Nが1.5%高。 

 ガソリン先物RBc1、ヒーティングオイル先物HOc1はともに約3.5%上昇し3ドル付近。S&P素材株指数.GSPMは2.3%安、S&P工業株指数.GSPIは2.2%安。

 全米自動車協会(AAA)によると、レギュラー無鉛ガソリンの全国平均価格は現在1ガロン=3.35ドルとなっている。

 MFグローバルのアナリスト、ニック・カリバス氏は「本当の問題はガソリンだ。ガソリン価格が4ドルに達するのではないかとの懸念が浮上しつつある」と述べた。

 金融株も下落。JPモルガン・チェースJPM.Nが、住宅差し押さえ手続きに関する当局の調査の結果、かなりの額の罰金支払いと訴訟費用の負担を強いられる可能性があると表明したことを嫌気した。

 JPモルガンは2.3%安。KBW銀行株指数.BKXは2.3%安。

                   (カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

     終値         12058.02(‐168.32)

   前営業日終値    12226.34(+95.89)

ナスダック総合.IXIC

     終値         2737.41(‐44.86)

   前営業日終値    2782.27(+1.22)

S&P総合500種.SPX

     終値         1306.33(‐20.89)

   前営業日終値    1327.22(+7.34)

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