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BIS総裁会議、商品価格高でインフレ脅威が深刻化との声

 3月7日、同日開かれたBIS総裁会議では、商品価格高でインフレ脅威が深刻化したとの声が相次いだ。写真は同会議の議長を務めたトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁。BISで行われた会見で(2011年 ロイター/Christian Hartmann)

 [バーゼル(スイス) 7日 ロイター] 7日開かれた国際決済銀行(BIS)中銀総裁会議では、食料や原油価格の高騰によりインフレの脅威は一段と深刻になった、との声が各中銀から相次いだ。

 同会議の議長を務めたトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は、会議後の会見で、最近の原油高について、1月に自身が示したインフレ圧力に関する警告を強調するもの、とする一方、これまでのところ、世界経済は比較的底堅い成長に向かっている、との見解を示した。

 総裁は、「石油・エネルギー価格に見られる新たな緊張は、1月にわれわれが世界経済全体に対して示したメッセージに新たな重要性を加えている」と語った。

 その上で「原油や商品価格が高騰する環境下にあり、現段階でこの状況は一段と深刻だ」と述べた。

 総裁は、インフレ期待の抑制に向け、世界の中銀は結束しているものの、すべての国が同じ手法で取り組むわけではない、とした。

 世界の中銀の間ではインフレ期待抑制という目的の一致があると指摘。「われわれはインフレ期待を引き続きしっかりと抑制していくことに専心している。ただ、これはすべての中銀が同じ決定を下すということを意味しているわけではない」と述べた。

 新興市場国の急速な経済成長にも言及し、「インフレの脅威は新興市場国でとりわけ明白だ」と語った。

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