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ECBが年内1.75%まで利上げとの観測、「修正」望まず=独連銀総裁

 3月8日、ウェーバー独連銀総裁は、ECBが年内に政策金利を1.75%まで引き上げるとの市場の観測について「修正」は望んでいないと発言。写真はフランクフルトのECB本部。2008年9月撮影(2011年 ロイター/Alex Grimm)

 [フランクフルト 8日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー独連銀総裁は8日、ECBが前週の理事会で送った政策をめぐるシグナルを市場は理解しているとの認識を示した。

 また、ECBが年内に政策金利を1.75%まで引き上げるとの市場の観測について「修正」は望んでいないと述べた。

 総裁は、4月あるいは5月に利上げがあると予想すべきかとの質問に対し「トリシェ(ECB)総裁の発言は適切だったと思う。可能性はあるが、自動的に実行されるわけではない」と応じた。「市場は、過去にやや定型化したこの種の文言を非常に良く理解していると思う。今回も理解したと思う」と語った。

 物価へのリスクについて「上向きであることは明確だ」とし、「インフレが、望ましく容認される水準を当面上回って推移する真のリスク」があると指摘。ECBが強い警戒というシグナルを送ったことは正しいとの認識を示した。

 ECBが現在過去最低水準の1%にある政策金利を12月末までに1.75%まで引き上げるとの市場の見方について違和感はないかとの記者団の問いに対し、「現段階で、市場観測の修正を試みることは全くしない」と答えた。

 ECBは今後数カ月に、非伝統的流動性供給措置に関する出口政策を用意すべきとし、まず、現在固定金利・全額供給で実施している3カ月の資金供給オペを競争入札方式に戻すべきとの考えを示した。

 また1カ月オペの必要性についても今後見直す必要があると指摘。出口政策の第一歩として金利に関するシグナルがすでに発せられたとし「今後行う必要があるのはリファイナンスオペの正常化だ。全額供給方式を、金融市場の回復に合わせていずれ見直すべきであることは明らかだ」と話した。

 資金調達をECBに大きく依存している、域内債務国の銀行の問題については、ECBは対策を策定していると述べ、「順調に進展している」と明らかにした。その上で「来四半期末までには、一定の結果を出すことができるだろう」と加えた。

 ギリシャについては「適切な措置はすべて講じられている」と発言。「ギリシャは正しく対応している。実施している措置は軌道に乗っており、問題なく行われていると思う」と話した。

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