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アサヒビールは豪P&N買収断念せず、豪競争消費者委は反対表明

 3月9日、豪競争消費者委員会は、アサヒビールによる豪P&Nの完全買収案について、清涼飲料市場での競争を阻害するとして反対を表明。写真はアサヒの社旗。都内で2008年1月撮影(2011年 ロイター)

 [シドニー/東京 9日 ロイター] 豪競争消費者委員会(ACCC) は、アサヒビール2502.Tによる豪ピー・アンド・エヌ・ビバレッジズ・オーストラリア(P&N)の完全買収案について、清涼飲料市場での競争を阻害するとして反対を表明した。これに対し、アサヒビールは「引き続き、豪州競争消費者委員会から承認を得るべく検討を続けていく」とのコメントを発表し、買収を断念する考えがないことを明らかにした。

 ACCCは声明で、精査の結果、他のサプライヤーによる競争力向上は当面見込めないとの結論に達したと指摘した。

 ACCCは昨年12月、P&Nが買収されればコカ・コーラ・アマティルCCL.AXとアサヒ傘下のシュウェップスの競合相手がいなくなるとして、懸念を表明していた。

 アサヒビールは当初、昨年11月末をメドに株式を取得する計画だったが、ACCCの承認が取れずに、期日が遅れていた。このため、2011年12月期の業績予想にも、P&N買収に関しては、織り込んでいない。

 P&Nは豪州飲料業界第3位。第2位のシュウェップス社との統合により、シェアは約29%となり、約44%のシェアで第1位のコカコーラアマティルと併せて、2社で70%以上のシェアとなる見通しだった。

(ロイターニュース 清水 律子)

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