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豪経済、商品価格の上昇が追い風に=中銀総裁

 3月9日、豪準備銀行のスティーブンス総裁は、世界的な商品価格の上昇が豪経済にとって追い風となっていると述べた。シドニーで3日撮影(2011年 ロイター/Daniel Munoz)

 [ロンドン 9日 ロイター] オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁は9日、世界的な商品(コモディティ)価格の上昇が豪経済にとって追い風となっており、現在の資源ブームの崩壊を避けるためにも賢明な政策が必要だと述べた。

 総裁は講演で、豪経済は中国・インドの台頭およびその結果としての商品需要拡大から恩恵を受ける「比類ない」環境に置かれていると指摘。「交易条件は5年間の平均ベースで、過去1世紀余りで間違いなく最高水準にあり、経済を非常に拡大させている」と述べた。

 一方、総裁はインフレ、そしてリセッション(景気後退)を招いた過去の商品ブームの反省に立ち、「今回はうまく対処しなければならない」と主張。世界経済の一部の力強いトレンドを最大限、効果的に活用するためにも、賢明な政策が必要だと述べた。

 また豪ドル高も一助となり、消費者は過去約15年の借金体質から慎重姿勢を強めており、支出を抑制する一方、負債を返済し貯蓄を増やしていると指摘した。

 商品価格については、中国やインドの都市化・工業化が主に上昇圧力を高めているとして、上昇傾向は長期化する可能性が高いとした。

 その上で、豪州だけでも鉄鉱石輸出は今後5年で1日当たり200万トンと2倍に引き上げられる見通しだとして、多くの資源について、世界的な生産能力増強計画が時間とともに商品高を抑制する一助になるとの見方を示した。

 西側諸国などが求めているアジア諸国の内需拡大を通じた不均衡是正への取り組みに関しては、アジアのさらなる需要拡大は商品価格の上昇圧力を強めるだけだとして、急速なペースでの需要拡大は望ましくないとの見解を示した。

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