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3月18日の円売り介入額は推計5300億円、予想外に小規模

 3月22日、外国為替市場で18日に実施された円売り介入の規模は5300億円程度だった可能性が、日銀の「当座預金増減と金融調節」からの推計で分かった。昨年9月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 22日 ロイター] 外国為替市場で18日に実施された円売り介入の規模は5300億円程度だった可能性が、日銀の「当座預金増減と金融調節」からの推計で分かった。市場では2兆円に上ったと見る向きが多かったため、予想外に小規模だったことになる。

 「(市場が想定していなかった規模の)資金の引き揚げがあったか、日銀が非常に効果的な介入を実施したか、(同じ時間に)他の中央銀行から介入委託されたか、この3つの要因が考えられる」(バークレイズ銀行チーフFXストラテジストの山本雅文氏)との指摘があった。「おそらく一番目の要因ではないか」(同)という。

 18日は日本時間午前9時に円売り介入が始まると、ドル/円は79円付近から3円ほど上昇。昨年9月に日本が単独介入した際は、過去最大の2兆1249億円で82円後半から3円ほど上昇したことから、今回も2兆円程度とみられていた。

 5300億円という数字に、これまでのところ外国為替市場の反応は限定的。ドル/円相場に大きな動意はない。「介入規模は予想より小さかったが、市場は当局による介入へのコミットメントが弱いものだとは見ていない。介入に警戒している」(JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉チーフFXストラテジスト)との声が出ていた。 

 日銀が22日に公表した「日銀当座預金増減要因と金融調節」(予想値)によると、23日の資金過不足は7300億円の払い超(資金余剰)で、うち「財政等要因」は払い超の8300億円だった。為替介入の取引実効日は2営業日後であるため、18日のドル買い/円売り介入は23日の「財政等要因」の項目に払い超として反映される。 

 為替介入が実施される前の短資会社の予想では、23日の財政の払い超は約3000億円だった。

 市場では、当初の予想値(3000億円)ときょう発表された払い超(予想値)の差が、円売り介入によって財政から市場に供給された円資金の金額とみている。 

 なお、予想値は、23日の午後に発表される速報値、24日の午前に発表予定の確報値によって改定される。

 (ロイターニュース 久保 信博記者、森佳子記者)

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