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パルコ、イオンからの資本・業務提携の提案を拒否

 [東京 29日 ロイター] イオン8267.Tは29日、パルコ8251.Tに対して資本・業務提携の提案を行ったものの、パルコからは、提案を拒否するとの回答を受け取ったと発表した。

 ただ、イオンは、パルコの筆頭株主である森トラスト(東京都港区)が5月のパルコの株主総会に提案する役員選任案に共同で議決権を行使することで合意しており、パルコが独立路線を貫くことは難しくなってきている。

 イオンは17日にパルコに対して提案書を提出。海外ショッピングセンター事業の展開や次世代型ショッピングセンターの共同開発、国内ショッピングセンターの収益基盤の強化などを施策として挙げている。また、パルコに対して一定数の取締役を派遣することで、パルコを持分法適用会社とすることも提案している。

 これに対し、パルコからは、こうした提案に沿った基本合意書の締結は受け入れられないとの回答があったという。イオンでは「引き続き、この提案に基づく資本・業務提携の実施に向けてパルコと協議を継続する」としている。

 イオンは、この資本・業務提携の提案内容を実現するには、パルコの現経営陣を刷新することが有効な手段だと考えているという。このため、牧山浩三氏と独立社外取締役4名を除き、平野秀一社長をはじめとする現取締役を刷新。森トラストからの取締役候補2名、イオンからの候補3名を含む10名の取締役選任や執行役の選任も提案している。

 イオンは、森トラストとの間で、5月に開催されるパルコの定時株主総会で取締役選任議案に対して共同議決権を行使することで合意しているという。

 イオンは、パルコの議決権の約12.31%をすでに取得している。筆頭株主の森トラストは33.20%を保有していることから、両社が共同保有者となることで、約45%の株式を保有するることになる。

 イオンがパルコ株を取得した際のイオンのリーガルアドバイザーは西村あさひ法律事務所、パルコはスキャデンだった。

(ロイターニュース 清水 律子;編集 田中 志保)

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