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ECB、金利を正常化させる時期に来ている=専務理事

 3月29日、ECBのシュタルク専務理事は、ECBが金利を正常化させる時期に来ていると指摘。写真はフランクフルトで開催された円卓会議で。ドイツ銀行の トーマス・マイヤー首席エコノミスト(右)と。昨年6月撮影(2011年 ロイター/Ralph Orlowski)

 [フランクフルト 29日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は、現在「非常に緩和的」な水準にある政策金利の引き上げをECBは遅らせるべきではない、との見解を示した。 独紙フランクフルター・アルゲマイネが30日に掲載するインタビューの内容を29日明らかにした。

 その中で専務理事は「正常な方向へ段階的に進むべき時が来た」と指摘。「政策金利を長期間、特に異例の信用支援の実施と併せて、この水準に据え置くことはできない」と述べた。

 専務理事は、輸入物価の上昇が生産過程に波及していることを示す明確な兆しがあり、消費者物価を押し上げる可能性があると述べ、インフレ懸念が強まっていることを警告した。

 ただ、「ECBは景気回復にブレーキをかけようとしているわけではない」とし、「非常に緩和的な金融政策の副作用を回避することに重点を置いている」と説明した。

 日本の震災や原発事故を受けて不透明性が強まったものの、これらがユーロ圏に及ぼす影響は限られる公算が大きいと分析した。原発事故や中東の混乱で世界のエネルギー価格が上昇し、高止まりする可能性があると指摘した。 

 アイルランドの銀行に対するストレステスト(健全性審査)に関しては、今週公表される結果を待って、ECBはユーロ圏の流動性需要を検討するとした。

 「同国の銀行に対するストレステストは最終段階に入っている。これから必要な資本増額を見極めていく。アイルランド中銀の緊急流動性支援(ELA)とユーロシステムを通じた流動性供給の結果が明らかになるだろう」と述べた。

 短期金融市場の状況について、一部銀行が依然としてECBの資金に依存していることを認めながらも、改善していることを示す明確な兆しがあるとした。

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