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アジア新興国、景気過熱がハードランディング招く恐れ=IMF

 4月11日、IMFは、アジア新興国について、景気過熱がハードランディングを招く恐れがあるとの見方を表明。写真は北京のチャイナ・ワールド・トレード・センター・タワーIII。3月撮影(2011年 ロイター/Grace Liang)

 [ワシントン 11日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は11日、アジア経済について、インフレ率が拡大しており、ブームのような状況が手に負えなくなる前に、当局は速やかに財政・金融面での引き締めを行うべき、との見方を示した。

 IMFは世界経済見通しのなかで、経済の過熱圧力に対して政策によって十分な調整がなされない場合、成長は短期的に予想外に上振れする可能性があり、「経済が将来的にハードランディングする原因になりかねない」と述べた。

 中国については、信用および不動産の循環的な動きに伴い、不意の減速に見舞われれば、アジア地域全体に悪影響を及ぼすことになると指摘。中国当局が信用の抑制に注力する一方で、金融機関の簿外取引などは阻害要因になる恐れがあるとした。

 アジアの新興市場国全体の成長率予想は、2011年・12年ともに8.4%とし、1月時点の予想を据え置いた。

 中国やインドなどは金利をこれまでに引き上げているものの、金融政策は依然「おおむね緩和的」とし、同地域の急速な成長を踏まえれば、財政支援からの脱却の速度は緩慢と述べた。

 また大半の地域でインフレの伸びは引き続き拡大が予想されるとし、今年平均7.5%の伸びが見込まれるインドにおいて物価圧力が最も顕著とした。

 為替については、弾力性の拡大が引き締めの重要な役割を担うと指摘。特定の国には言及しなかったものの、中国を念頭に置いた考えとみられる。

 アジア経済の不均衡是正については、ほとんど進展がみられないとし、貿易黒字は昨年10月と比較して拡大していると指摘した。

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