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長期間にわたる低金利維持は世界経済にとりリスク=豪中銀総裁

 4月13日、豪中銀のスティーブンス総裁は、金利を過度に長い期間にわたり低水準に維持することは世界経済にとりリスクとなるとの考えを示した。シドニーで2009年7月撮影(2011年 ロイター/Daniel Munoz)

 [ニューヨーク 13日 ロイター] オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁は13日、金利を過度に長い期間にわたり低水準に維持することは世界経済にとりリスクとなるとの考えを示した。

 同総裁はニューヨークのアメリカン・オーストラリアン・アソシエーションでの講演の後に「われわれはどちらかと言えば、金利を非常に低水準に維持することはリスクを伴うとの立場を取ってきた」と述べた。 

 また、多くの新興国が資本流入の不安定化に懸念を抱いているのは当然だとしながらも「為替相場の変動を認めれば良いため、解決策の一部は新興国自身の手にあると言える」と語った。

 RBAは2009年10月から2010年11月の間に7回の利上げを実施。政策金利のオフィシャルキャッシュレートは現在4.75%となっており、先進国の中では最も高い。

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