for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

世界の鉄鋼需要、12年に過去最高の14.41億トンに=業界団体

 [ロンドン 18日 ロイター] 世界鉄鋼協会(WSA)は18日、全般的な世界経済の回復により、世界の鉄鋼需要は2012年に過去最高の14億4100万トンに達するとの見通しを示した。引き締め措置で中国の伸びは鈍化すると指摘した。

 4月18日、世界鉄鋼協会は全般的な世界経済の回復により、世界の鉄鋼需要は2012年に14億4100万トンに達するとの見通しを示した。ハノイで13日撮影(2011年 ロイター/Nguyen Huy Kham)

 12年の新興国の鉄鋼需要は危機前の水準を上回る一方、先進国の需要は07―08年に記録した過去最高水準を依然として下回る見込み。

 WSAによると、中国の鉄鋼需要は今後2年間、5%のペースで増加し、11年に6億0500万トン、12年に6億3500万トンになる見通し。

 8月からWSAのイアン・クリスマス事務局長の後任となるエドウィン・バッソン次期事務局長は、記者団に対し「中国の鉄鋼需要は伸びる見通しであるものの、(政府による)引き締め措置の影響で、10%ではなく5―6%程度の伸びとなる」と指摘。

 「われわれは(中国の)鉄鋼生産が11年下半期に大幅に減速するとみている」と語った。

 WSAは、12年に新興・途上国の鉄鋼需要が全体の72%を占め、07年の61%から全体に占める割合が拡大すると予想している。

 インドの鉄鋼需要は11年に13.3%増、12年に14.3%増加する見通し。

 米国の鉄鋼需要は、量的緩和第2弾(QE2)を反映し、11年に13%増加する見込み。また、欧州連合(EU)加盟国の需要の伸びは、建設セクターの危機による影響で、11年が4.9%、12年が3.7%にとどまると予想されている。

 WSAの鉄鋼需要見通しには、3月に起きた東日本大震災と津波がもたらす可能性のある影響は織り込まれていない。

 バッソン次期事務局長は、これまでに入手したデータと情報に基づくと、日本では11年に約700万―1000万トンの鉄鋼生産能力が影響を受ける可能性があると指摘。

 「日本からの部品の輸出不足が世界中の自動車業界に影響を及ぼしている。自動車セクターでは鉄鋼需要が若干減少するだろう」と語った。

 また、日本は復興に向け、近く大量の鉄鋼製品が必要となり、おそらく中国か韓国から輸入するとの見方を示した。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up