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任天堂がWii後継機を12年発売へ、今期3DS計画は1600万台

 4月25日、任天堂の岩田社長は、据置型ゲーム機「Wii」の後継機を2012年に発売することを明らかに。写真は都内の家電店で撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [大阪/東京 25日 ロイター] 任天堂7974.OSの岩田聡社長は25日、大阪市内の決算会見で、据置型ゲーム機「Wii」の後継機を2012年に発売することを明らかにした。今年6月7日から米国ロサンゼルスで開催されるゲームショー「E3」に見本を出展して詳細を発表する。

 岩田社長は「E3の場で動かせる状態で紹介するので今日は具体的な話はしないが、任天堂として家庭の中で遊ぶ新しいスタイルを提案する」と語った。Wiiは06年12月の発売以来、今年3月末の累計販売が8601万台。年間販売ピークの09年3月期には2595万台に達したが、ゲーム機の商品サイクルで11年3月期の販売台数は1508万台にとどまった。12年3月期の計画は1300万台でさらに低下する見通し。 

 <3DSの今期計画は1600万台、震災で国内市場が冷え込み> 

 同日発表した2012年3月期の連結営業利益予想は前期比2.3%増の1750億円。東日本大震災発生後に予想を修正した主要アナリスト8人の予測平均値2158億円を下回った。売上高は同8.4%増の1兆1000億円、当期純利益が同41.7%増の1100億円。12年3月期の前提為替レートは1ドル83円、1ユーロ120円とした。

 12年3月期は、裸眼3Dの携帯ゲーム機「3DS」の販売を強化し、通期で1600万台を計画する。ただ、2月26日の発売から3月末までの日米欧の販売実績は361万台で、当初目標にしていた400万台は達成できなかった。岩田社長は「国内の販売数が未達になったのは東日本大震災から消費マインドが冷え込んだため」と指摘した上で、今期の計画について「日本での消費マインドをみて、夏にかけての商戦期は相当に保守的な見通しを立てた方がいいと判断した」という。

 旧世代機となった「ニンテンドーDS」の12年3月期の販売計画は1100万台。11年3月期の1752万台から大きく減少する見込み。岩田社長は「日本ではDSについて大きな販売を考えておらず、3DSが中心の市場になる。ただ、海外ではDSやWiiを買う顧客がいるので、3DSが中心の市場になるのは時間がかかる」との見方を示した。

 11年3月期の営業利益は前期比52.0%減の1710億円になった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト4人の予測平均値1970億円を下回った。急速な円高進行で、3月末に為替差損494億円を営業外に計上し、当期利益は同66.1%減の776億円だった。

 (ロイターニュース 村井 令二 イザベル・レイノルズ 編集:吉瀬邦彦)

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